SCIM プロビジョニング
IdP からのユーザー / グループ自動同期
SCIM とは
SCIM (System for Cross-domain Identity Management) は、ID プロバイダ (Okta, Azure AD, Google Workspace 等) から SaaS にユーザー / グループを自動的にプロビジョニングするための標準仕様です。
できること
- IdP 側でユーザーを作成 → 勤怠ONE にメンバーとして自動追加
- IdP 側でユーザーを無効化 → 勤怠ONE でも自動的にアクセス停止、退職前の給与明細の閲覧のみ継続
- IdP のグループ → 勤怠ONE のロールに自動マッピング
これにより、退職者の取り扱いミスや、新入社員の登録漏れを防げます。
設定の前提条件
- 勤怠ONE 側で SSO が設定済みであること
- 現在のプランで SCIM自動プロビジョニング が提供されていること
- 運営側で組織の SCIM が有効化され、SCIM トークンが発行されていること
- IdP 側で SCIM 連携をサポートしていること (Okta、Azure AD、Google Workspace、OneLogin など)
- 組織の管理者権限
設定の流れ
1. SCIM 情報の発行 (勤怠ONE 側)
SCIM 管理画面は現在準備中です。利用開始時は運営またはシステム管理者に依頼し、以下を発行してもらいます。
- SCIM ベース URL:
/api/scim/v2/{orgId} - Bearer トークン: IdP の API Token / Secret Token として登録
SCIM が有効化されていない組織や、無効・期限切れのトークンでは API が認証エラーになります。
2. IdP 側の設定
例: Okta の場合
- Okta の管理画面で 勤怠ONE アプリを開く
- Provisioning タブ → Configure API Integration
- Base URL と API Token に発行された値を貼り付け
- Test API Credentials で接続確認
- プロビジョニング設定で「Create Users」「Update User Attributes」「Deactivate Users」を有効化
例: Azure AD の場合
- Azure Portal でエンタープライズアプリの 勤怠ONE を開く
- プロビジョニング → 手動 から 自動 に変更
- テナント URL と シークレットトークン に発行された値を貼り付け
- テスト接続 → 保存
3. グループマッピング
SCIM のグループは、勤怠ONE のロールグループに対応します。現在利用できるグループは Admins、Managers、Members です。
ロールマッピングは SSO 設定 のロールマッピング機能と組み合わせて使用できます。
同期されるユーザー属性
| SCIM 属性 | 勤怠ONE フィールド |
|---|---|
userName | メールアドレス |
name.givenName + name.familyName | 氏名 |
emails[primary=true].value | プライマリメール |
active | アクティブ状態 |
| SCIM Groups | ロールマッピング |
同期ログ
SCIM 同期の履歴・エラーはシステム側の同期ログとして記録されます。管理画面で確認できない場合は運営に問い合わせてください。
- 同期日時
- 操作 (作成 / 更新 / 削除)
- 対象ユーザー
- 結果 (成功 / 失敗 / エラーメッセージ)
トラブルシューティング
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| 「認証失敗」エラー | トークンの有効期限切れ。再発行して IdP に登録し直す |
| ユーザーが同期されない | IdP 側でプロビジョニング対象のグループに含まれているか確認 |
| グループマッピングが効かない | Admins / Managers / Members のいずれかに同期されているか確認 |